BTSのダイナマイトの成功要因を改めて分析してみた

【Danerous開催】詳しくは画像をタップ

私はマイケル・ジャクソン(以下、マイケル)が大好きなのですが、マイケルオマージュが詰め込まれたBTSの「Dynamite」には心を奪われました。
コロナ明けで私の友人が結婚式ラッシュとなり、マイケルキャラで定着していた私は余興を何度もお任せいただき、Dynamiteはハッピーな曲調で盛り上がることから余興の締めに多用しました。
1年で3~5回はDynamiteを踊った記憶があります笑

そんな「Dynamite」は、単に私が個人的に好きというレベルを超え、世界的にも記録的な大ヒットとなりました。韓国のアーティストとして史上初の Billboard Hot 100 1位獲得、YouTubeの24時間再生回数記録更新、Spotifyでの驚異的なストリーミング数など、挙げればキリがありません。

なぜ、この「Dynamite」はこれほどまでに世界中の人々を熱狂させたのか?
深堀りしてみたいと思いdeepリサーチにてインターネット上の様々な情報源からデータを収集・分析しました。
私なりに立てた以下の仮説も検証しながら、その成功要因を解き明かしていきたいと思います。

私の個人的な仮説:

  • 世界的スターマイケルのダンスを取り入れたから?
  • コロナ禍にハッピーで明るい曲調だったから?
  • 様々なSNSがあり、それらでうまくバズったから?
  • 韓国の音楽(K-POP)がちょうど世界に受け入れられ始めていたから?

以下の記事でもBTSの凄さについて個人的に考察した記事があるので、
ご興味を持った方はぜひ見てみてください。

1. 「Dynamite」が打ち立てた驚異的な記録の数々

「Dynamite」がどれだけすごいヒットだったのか、主要な記録の一部を見てみましょう。

  • Billboard Hot 100 (米国): 韓国のグループ/アーティストとして史上初の1位を獲得。しかも初登場で1位という快挙でした。合計3週間にわたり1位をキープし、K-Popトラックとして当時の最長記録となる32週間もチャートインし続けました。
  • Billboard Digital Song Sales (米国): このチャートでは18週間も1位を獲得し、最多1位獲得週数記録を樹立。初週の売り上げも驚異的でした。
  • Billboard Global 200 & Global Excl. US: 新しくできたばかりのこの世界的なチャートで、初代1位に輝きました。
  • Spotify: Global Daily Chartで韓国アーティストとして史上初の初登場1位を記録。リリース初日には、当時の2020年最多となるストリーミング数を記録し、K-Popグループの楽曲として初めて20億ストリームを突破しました。
  • YouTube: ミュージックビデオ(MV)は公開後24時間で1億110万回再生され、当時の最多記録を樹立。プレミア公開時の同時視聴者数も300万人を超え、これも当時の記録でした。今では19億回再生を突破しています。
  • オリコン (日本): ストリーミングチャートで、外国アーティストの楽曲として初めて累計8億回再生を突破しました。
  • 韓国国内チャート: 日間、週間、月間チャートで最長1位記録を樹立し、主要なチャートを全て制覇する「Perfect All-Kill」も達成しました。
  • ギネス世界記録: 24時間での最多YouTube再生動画、YouTube MV再生動画、K-PopグループによるYouTube MV再生動画、YouTubeプレミア公開最多同時視聴者数、Hot 100最長チャートイン週数、Digital Song Sales最多1位獲得週数など、複数のギネス世界記録に認定されました。
  • 主要な音楽賞: MAMA Awards、Melon Music Awards、Korean Music Awards、Golden Disc Awards といった韓国国内の主要な音楽賞で大賞を受賞したほか、Billboard Music Awards、MTV Video Music Awards、MTV Europe Music Awards など、海外の数々の音楽賞も受賞しました。グラミー賞にもノミネートされています。

これらの記録を見れば、「Dynamite」がどれだけ規格外の世界的ヒットだったかが分かりますね。
個人的にアジアの楽曲がアメリカなどでこれだけの大ヒットを生み出したことに(しかもマイケル要素を取り入れたものが)とても興奮したのを覚えています。

2. 私の仮説を検証「Dynamite」成功の要因を深掘り

では、なぜ「Dynamite」はこれほどの成功を収めることができたのか?
調査結果をもとに、私が立てた仮説を一つずつ検証し、その他の要因も探っていきます。

要因1:やっぱりマイケル・ジャクソンの影響は大きかった?

まず、私がこの曲に心奪われた大きな理由の一つ、マイケルからの影響についてです。
「Dynamite」のMVにおける振り付けには、マイケルの象徴的なポーズやダンスムーブが意図的に散りばめられている、という指摘はやはり言及されていました。
特に、マイケルのドキュメンタリー「スリラー40」では「Dynamite」のMVが取り上げられ、「彼らの動きはすべてマイケル・ジャクソンだ」とまで言及されていました。

以下の動画では具体的にマイケルのどんなムーブを取り入れているかがわかります。

楽曲自体も、70年代のディスコポップにファンクやソウルといった、マイケルが活躍した時代の音楽要素を取り入れています。

マイケルへのオマージュは、特に欧米のリスナーにとって、親しみやすさや懐かしさを感じさせる要素となったと考えられます。マイケルは世界的なアイコンなので、彼のスタイルを取り入れることは、楽曲への関心を高める効果があったと言えるでしょう。

ただし、分析では、マイケルの影響が「Dynamite」成功の主たる要因であったと断定するのは難しい、ともされています。あくまで楽曲にノスタルジアと芸術的な深みを与える「補完的な要素」であった、と評価するのが妥当のようです。BTSはマイケルの影響を受けつつも、ヒップホップなど他の要素も取り入れ、独自のスタイルを確立しています。
私の仮説は「大きかった?」という点では少し補正が必要ですが、間違いなく成功を彩る重要な要素だったと言えるかもしれません。

要因2:コロナ禍に明るい曲だったからこそ、心に響いた?

この仮説は、deepリサーチの分析結果で**「非常に重要な要因であった」**と強く裏付けられています!

「Dynamite」がリリースされた2020年夏は、まさに世界中が新型コロナウイルスのパンデミックによる不安や閉塞感に覆われていた時期でした。ツアーも中止になり、誰もが先の見えない状況にいました。

そんな中で、「Dynamite」はリスナーを元気づけ、困難な時期に希望や幸福のメッセージを届けることを意図して制作されました。「ポジティブな雰囲気、エネルギー、希望、愛、純粋さ、すべて」で構成されている、とBTSのリーダーRMも語っています。その明るく、高揚感のあるサウンドは、暗い世相の中でまさに「切望されていた一筋の喜びの光」であったと、批評家からも称賛されました。

パンデミックによって人々の生活様式が大きく変わり、オンラインでの活動時間が増加したことも重要です。自宅で過ごす時間が増え、明るくポジティブなエンターテイメントへの需要が高まったタイミングと、楽曲の特性が完璧に合致したと言えるでしょう。

コロナ禍という特殊な時代背景は、「Dynamite」が持つポジティブなメッセージの価値を増幅させ、記録的な成功への道を切り開く**「増幅的な要因」**となりました。

要因3:SNSでのバズが牽引した?

この仮説も、deepリサーチの分析で「成功を牽引した不可欠な要素」であると強く裏付けられています。

調査してみて、「Dynamite」の成功を語る上で、TikTokなどのSNSでのバイラルな広がりと、BTSの強力なファンダムであるARMYによる組織的なプロモーション活動が非常に重要であったことがわかりました。

リリース直後から、TikTokではメンバー自身が楽曲の振り付けを踊る「#DynamiteChallenge」が始まりました。このチャレンジは、世界中のユーザーが気軽に参加できる覚えやすい振り付けも相まって、膨大な量のユーザー生成コンテンツ(UGC)を生み出し、楽曲の認知度とリーチを飛躍的に高めました。

SNSでのバズは、「Dynamite」の爆発的なデビューと初期の記録破りを直接的に牽引した「牽引的な要因」、そして成功の「基礎的な要因」であったと言えます。現代のソーシャルメディアがテレビなど従来のメディアに匹敵する、あるいは凌駕する影響力を行使できることを証明した象徴的な事例だといえます。

要因4:K-POP自体の世界的地位向上という追い風があった?

この仮説も、deepリサーチの分析で「成功のための決定的な基盤」であったと裏付けられています。

「Dynamite」の成功は、単独の現象ではなく、リリース時点までにK-POPが世界的に人気と受容性を着実に高めてきたという大きな流れ、いわゆる」の文脈の中で捉える必要があります。2020年までに、K-POPは世界中で相当数のファンを獲得し、音楽市場における地位を向上させていました。
(私も昔から東方神起やKARAなども大好きでした。)

そして、今回その最前線にいたのがBTS自身です。彼らは「Dynamite」以前から、記録破りのワールドツアーや Billboard チャートでの成功を収め、世界最大級のグループとしての地位を確立していました。彼らが既に築き上げてきたグローバルな認知度とファンダムが、「Dynamite」成功のための「基礎的な要因」として存在していました。この土台がなければ、あれほどの規模の成功は考えられません。

K-POPの世界的な人気の高まりは、単なる音楽トレンドに留まらず、ファンダムの組織化、デジタル配信網の整備、グローバル市場を意識したマーケティング戦略といった、洗練されたグローバルインフラの発展を伴っていました。「Dynamite」は、このインフラを効果的に活用することで、リリースと同時に迅速かつ大規模な世界的プロモーションと消費を可能にしたのです。

全編「英語詞」という戦略が決定打に?

私が立てた仮説以外にも、deepリサーチの分析で「Dynamite」成功における最も決定的な触媒(カタリスト)として挙げられている要素がありました。それが、この楽曲がBTSにとって初の全編英語詞シングルであったということです。

「Dynamite」では全編英語詞という大きな戦略的転換を行いました。公式にはメロディーにフィットしたから、とされていますが、業界の分析では、アメリカ市場、特にK-POPにとって長年の障壁であったラジオエアプレイを攻略するための戦略的な判断であったとの見方が強いです。

結果として、「Dynamite」はアメリカのラジオという高い壁を突破し、多くのラジオ局でオンエアされました。全編英語詞という選択は、「Dynamite」がBillboard Hot 100で1位を獲得し、アメリカのラジオという最大の障壁を突破するための「決定的な触媒」でした。この言語の転換がなければ、他の要因だけでは Hot 100 1位という偉業は難しかったかもしれません。これは、ファンだけでなく、K-POPや韓国語に馴染みのない一般の欧米リスナーにとっても、楽曲へのアクセス障壁を下げ、より広い層への浸透を促しました。

この分析結果は、私の個人的な仮説にはありませんでしたが、「Dynamite」の成功を語る上で欠かせない、最も重要な要因の一つだったと言えます。

3. 要因の統合分析:何が「Dynamite」を特別なものにしたのか?

「Dynamite」が達成した世界的な成功は、単一の要因によってもたらされたものではなく、本レポートで分析した複数の要素が複雑に絡み合い、相互に作用した結果です。それぞれの要因がどのように貢献し、何が最も決定的だったのかを統合的に見てみましょう。

  • K-POPの成長が成功の土台となる基盤を築き、ARMYという強力なファンダムという推進力を生み出した。
  • コロナ禍という特殊な状況が、楽曲のポジティブなメッセージの価値を高めた。
  • SNSは、Aダンスチャレンジが拡散する舞台となった。
  • 全編英語詞という要素が、これらの土台、推進力、舞台を最大限に活かし、アメリカのラジオという最後の難関を突破し、Billboard Hot 100での歴史的成功へと導いた「決定的な触媒」となった。
  • マイケル・ジャクソンへのオマージュは、この成功物語に文化的な深みと普遍的な魅力を加える「補完的な彩り」を与えた。

deepリサーチの分析では、全ての要因が重要でしたが、「Dynamite」がそれまでの成功の規模を質的に変えた(特にHot 100での1位)という点で、「コロナ禍という特異なタイミング」と「全編英語詞への戦略的転換」の組み合わせが最も決定的であったと結論付けています。

4. 結論:「Dynamite」成功の核心は、複数の要因の組み合わせだった

BTSの「Dynamite」が達成した世界的な成功は、単なる偶然や一過性の流行ではなく、複数の要因が絶妙なタイミングと強力な相乗効果で組み合わさった、まさに「奇跡」のような結果でした。

K-POPの世界的地位向上とBTSの既存の地盤、コロナ禍におけるポジティブなメッセージへの需要とファン活動のオンライン化、SNSでの効果的なバズ、そして全編英語詞という戦略的な選択。これらの要素が全て揃い、最高の形で機能したことで、音楽史に名を刻むほどの成功が実現しました。

中でも、全編英語詞への転換は、K-POPが長年苦戦してきたアメリカのメインストリーム市場の扉をこじ開ける、決定的な役割を果たしたと言えるでしょう。

「Dynamite」は、BTSを名実ともに真のグローバルスーパースターへと押し上げ、その後のK-POPアーティストの欧米市場戦略にも大きな影響を与えました。同時に、文化的な真正性と市場への適応という、グローバル時代の音楽における普遍的なテーマについての議論を巻き起こした、非常に示唆に富む楽曲です。

私の心を奪い、友人との結婚式でみんなを笑顔にした「Dynamite」には、これほど計算され、そして多くの人々の努力と時代の流れが詰まっていたんですね。知れば知るほど、この曲がもっと好きになりました。

これからも、マイケル・ジャクソン、そして彼にインスパイアされたり、彼のように世界を熱狂させたりする素晴らしいアーティストたちの魅力を、どんどん深掘りしてお届けしていきたいと思います。

参考リンク

【Dangerousレッスン開催】詳しくは画像をタップ
この記事の監修者

10年以上前からマイケル・ジャクソンのファンです。

マイケルジャクソンについてはYouTubeで毎日のように動画を見たり、
彼について調べたりしています。
また、私もマイケルダンスを踊っています。画像は私です。

肌の色など誤解が多い部分がありますが、圧倒的なパフォーマンスや人柄を知ってもらえればすぐにそんな誤解は消し飛ぶので、もっと彼の魅力を伝えて行ければと思います。

Joy Jacksonをフォローする
BTSK-POP
マイケルジャクソンダンス教室~MJstar~

コメント

タイトルとURLをコピーしました